カフェの店員はぼんやりしていたのかはっと我に返り、コーヒーを淹れ始めてくれます。
カウンターからは去年まで人気だった要因の一つである、「ごちゃごちゃした機械からコーヒーを抽出する様子が見られる」という良い要素が光が反射するアクリル板に隠れてしまい、重要な部分が光で見えなくなってしまっていて残念でした。
ただ所々煙が上がったりする部分を見えるので、帰って隠れている部分のことを考えさせられてドキドキしてしまいました。店員さんが適材適所で素早く入れてくれたコーヒーは、ガラスのコップになみなみと注がれて出てきました。
砂糖の壺を開けると星の形に固めた頭がたくさん詰まっていました。とても綺麗です。
そのうちの小さな星を小さなトングでつまみます。
それからコーヒーの上に少しの間浮かべていると、サラサラと黒い夜空のようなコーヒーの中に溶けていきました。