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2020年7月6日月曜日

モナリザに想いを馳せる日

皆さんこんばんは、日橋喩喜です。

時々ぼんやりしていると、頭の中にモナリザが現れて見てきませんか。きませんね。

今日は大学へ向かうバスの中でひたすらにモナリザのことを考えていました。といっても私が彼女について知っている情報というのはほとんどありません。単純に絵が私の方を見続けると言うことと、黒っぽい服を着ているという要素だけを取り出して私に想像させるのです。

多分これは、一人でいながらにして、誰かに常に見続けられているという意識を持つようにという。無意識による警告なのだと思っているのです。皆さんもこれの代替イメージはお持ちですよね。例えば、「お天道様」とか。

これはたぶん、「世間の目」の擬人化として私の脳が選んだのがモナリザなのだということです。

みんなバスの中で子どもからお年寄りまでスマートフォンの方を見ていて、私のことなんかひとつも気にしていないはずなのに、脳内にいるモナリザが私を見るのです。

そして脳内の美術館で、彼女の視界から逃れようとするのですがやはり彼女が見るのです。

脳内の私は額縁から逃げ続け、見られているという意識を持ってる私は必要にバスの後部座席で平然と座っています。

そうしているうちに大学へと着きました。

今日は朝から雨が降っている日。

頭の中の美術館は雨漏りしないかなと心配になりながら、バス降りたのでした。

皆さんの「世間の目」はどんな形をしてますか?


モナリザ