日々、 日光に当たることから遠ざかっている皆様、こんばんは。日橋喩喜です。
日光から遠ざかることで、一番困ることは何でしょう?そう、闘争心の処理ですね。
毎朝、満員電車に揺られて山へ行き、そこに佇む熊と戦っている毎日をお過ごしのことだったと思います。その獣の香りがする、自然豊かな木々へ近づく機会が失われ、毎朝布団の上でふつふつと沸き起こる、この熊にぶつけたい想いのはけ口をプロはどのようにこっそり解消しているのでしょうか?
本日はプロ闘争心処理師の磯貝芙蓉(いそがいふよう)さんにお話を伺いました。
磯貝芙蓉氏 |
ー通話開始ー
日橋:こんにちは初めまして。今日は闘争心をどのように処理してゆけば良いのかを御教示頂きたく存じます。
磯貝:あー、ははいははいはい。闘争心ね。今日はね、それは習いたいということで来てるのね。
日橋:そうなんです。はじめに伺いたいんですが、そのお召しになっている毛皮は……?
磯貝:これはね、2年前に毎日山で闘争心を処理していた頃にかったものなんだけれどね。今でも使っているの。綺麗でしょうこの爛々と輝く毛並み。売ったら40万円ぐらいはするんじゃないかな。
日橋:そんなに!
磯貝:あげないよ(笑)
日橋:分かっていますよ(笑)数年前は毎日スーツを着た男性方と山の熊相手に闘争心を処理していらっしゃったと思うのですが、今はどのように処理されているのでしょうか?
磯貝:今最中がアツいね
日橋:モナカですか?
磯貝:そうそう。あちょっといいかな?一旦この熊の毛皮暑いから、脱ぎますね。
日橋:ええどうぞ。
磯貝:よいしょっと。で、最中をどのように使うのかを教えればいいのかな(笑)
日橋:はい是非お聞かせください!
磯貝:えーとね、まず朝6時に起床して窓を全て開けます。次にビニールは剥がさず、大きく深呼吸をして、目の前に持ってきます。
日橋:なるほど?
磯貝:それから大きく息を吸って、叫ぶの。
日橋:なんと言えばよろしいのでしょうか?
磯貝:「お前が……!
お前が姉さんを殺したんだろ!」……これです。
日橋:なるほど……!
磯貝:これを3回最中に対して唱えて、おもむろにビニール袋を開き、頭からかじってやるのよ。そうすれば、今まで熊に向けていた程度の闘争心がすっと冷静になって、もう一度朝風呂に入ろうという気になるから。
日橋:対象をかじることができるというのが、ポイントなんですね。
磯貝:そうなの。飲み込みが早いじゃない、あなた。
日橋:ありがとうございます。
ちなみに、ご近所の方はどのような反応を?
磯貝:会ったときに、いつも目を伏せてくれるね。
日橋:そうなんですね。みんな、お疲れなんでしょうか?
磯貝:そんなこと、知らない
日橋:そうか。そうですよね。
磯貝:もういいかな?私はこれで。新しい熊の毛皮をネットで買わなきゃいけないから。
日橋:あ……狩ったんじゃなかったんですね。
ー通話終了ー
ということで、本日はプロ闘争心処理師の磯貝芙蓉さんに、闘争心の処理の仕方をご教授頂きました。
それでは、まだまだ外出できない皆様、より良い闘争心解消ライフを!日橋喩喜でした。