深夜2時。寝付けずにホットミルクの力を借りて眠ろうとキッチンで牛乳を温めていると、遠くで赤ちゃんの泣く声がします。
こんな時に大切なのは、ベビーベッドの上に吊るすあのおもちゃですよね。
タコが足を広げて回転しながら猿を捕食していくあのおもちゃ。懐かしいですね。
今でも時々、家電量販店が一緒に付設しているおもちゃ屋には、よく平積みになっていますよね、あのタコ。私の家のは緑色で反時計回りに回っていました。(北海道のは確か時計回りですよね。)
猿は、ベビーベッドの縁に置いておいて、タコを回し始めると、足に掠め取られていくんです。中には自ら足にぶら下がって、度胸を示す勇敢な猿のデザインもありましたね。
父が買った時は、15周年記念モデルも売っていたそうで、スケルトンの猿もいたそうです。ただ、身体が透けて、中の磁石が丸見えになるので、子供達からは不評だったそうですが……。
二階の自室に上がっていって、カーテンの隙間から外を見ると、斜向かいの家の白いカーテンに、紫色で直線と真円が交差した幾何学模様の特徴的な光が写っていました。
こういう、時代を経ても変わらないおもちゃを通じて、赤ちゃんがあやされているのを見ていると、なんだか懐かしさでほっとしますね。
私も、あの模様を見ていると、なんだか眠たくなってきちゃいました。そろそろ寝ますね。
皆さんの家のタコは何色でしたか?