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2019年12月4日水曜日

日橋旅行記(新幹線は小倉へ)

翌日の朝、ホテルで両親と別れ、私は単身北に行く新幹線に乗り込みました。

 行き先は明太子の国、福岡県。の北のほう北九州小倉。

市電に揺られながら、南国の空気感をぼんやりと吸い込み、鹿児島中央駅に向かいます。

 朝から当然人で混んでいた中央駅は、少子化と言われ、人が少なくなっている日本にも、まだまだこんなに人がいるんだということを、安心させてくれる力強さがありました。

自由席を買って、お茶を買い、15分ほど待ちます。

 ぼんやりと新幹線を待つあいだに、どこに南国味を感じているのか不思議に思って考えていました。

最初に太陽光が舞鮫町よりも強いと感じました。

そして、広く低く整えられた街並みと街路樹が南国味を演出しているのだと思いました。

本州に近づくにしたがって、なんだか山が風景とセットになっていくような気がするのです。

これは高いビルなどがないということではなくて、空間が遠くまで空白を生かして建てられているような感覚が南国味というのをさらに醸し出すのに一役買っているような気がします。

20分ほど待って、新幹線が来ました。

平日午前中の新幹線は、うまいこと自由席が空いていて、座ることができました。私はこれから、北へ向かうのです。

2時間近く新幹線に乗るのだったら、たとえお腹が空いていなくても、駅弁を買っておけば良かったなぁと後悔しながら、すごい勢いで変化し続ける外の風景をザッピングし続けていました。

不思議なもので、新しい風景を次々と眺めながらも、Twitter が気になるんです。

おはようツイート への反応を時々見ながらも、だんだんと山と一体化しはじめた風景が目に付き始めます。

とはいうものの、後から考えてみると、これは別に北に向かっているからって理由ではなく、私が南国の風景というのを山と一体感のない平地の風景のことだと思っているからそう見始めているだけたということも今ではちゃんとわかっています。

今、新幹線もちゃんとフリーの wi-fi が入ってるんですね。時々つなぎ直さないといけないようですが、たくさんのギガを使わず Twitter を使うことができて、 旅行に来て新しい風景を見落としていながらもどこか安心感を寝られてホッとしている自分に気づきました。すっかり、私もスマホ中毒のようです。

新幹線の中でお茶を飲みつつまったりしていたらいつのまにか小倉についていました。

鹿児島の中央駅も発展していますが、小倉はやはり都会味が強い街でした。

最初に思ったのは四角い!狭いスペースをうまく使ったまちづくりになってるような気がする!ということです。

やはりモノレールがあるということも、狭い空間を最大限に活用するという目論見が現れているような 気がしました。

少し歩いてみると、所々に公園などのスペースが空いてるんですけども、周りをぐるっとビルで囲まれていて、そのビルの中には所狭しとテナントが入っていることが、ビルの外側についている宣伝用の看板たちから察することができました。