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2021年8月29日日曜日

2021年8月28日土曜日

夏のけだるさ

皆さんこんばんは日橋喩喜です。

 

夏休みに入って、地獄のような空色が毎日続きますね。昼間空が真っ白に燃え上がって、隅から隅まで体を焼いたかと思えば、一方ですぐに真っ暗になって、誰かを叩きのめすが如く、雨が降り続きます。

 

ひとまず体力をつけなくてはと思って栄養バランスが崩壊するほどの唐辛子をたくさん入れたスープを勝手に作って飲んだりしてもいるんですが、幾分バテてしまってフローリングに体を横たえて、散々クーラーによって体を冷やしつつ床にも体を冷やしてもらっています。

 

ガラス越しに不安定な空を眺めながら、空自体が私の栄養バランスを整える食料となってくれればいいのにと、思考が葉緑体を欲し、地獄のような反復思考をぐるぐると回していました。

 

水をたくさん飲んでいるのですか、それは暑さによる発汗作用に対して水分補給してるのではなく、口の中の辛さが永遠に流せないことからくる喉の渇きを延々癒そうと試みているのです。

 

床と冷蔵庫とクーラーの前の仁王立ちルーティンをぐるぐると回していたら、あっという間に夜が来てしまって、寝る時間になってしまうので始末に負えません。

 

に崩れた地獄のような栄養バランスを取り戻すためには、甘いものを取るしかないとアイスクリームで寝る前の体を冷やしながら、母に地獄の鬼のような形相で怒られるのでした。






2021年8月4日水曜日

誕生日2021!!

皆さんこんばんは!日橋喩喜です!!

今日は私の誕生日!!21歳になりました!!

ケーキを食べました。白かったです。

今日一番嬉しかったのは、家族以外におめでとうって言ってくれる人がいてくれたことです。

これからも細く長く続けていくつもりですので、また、お付き合いください!!



 

2021年3月25日木曜日

ジェントルマンへの偏見

皆さんこんばんは日橋喩喜です。

私が行きつけの洋菓子屋さんの前に高そうなリムジンが止まっていたのでびっくりしました。
中からは山高帽をかぶったジェントルマンが出てきます。
少し苦手なタイプの目つきをしていましたので、上目遣いでチラチラ見ながら観察をしていたのですが、不思議なものでリムジンが走り去って行ってジェントルメンだけが取り残されていると、途端にお菓子にも理解のある優しい感じのお姉さんに見え方が変わるので不思議なものですね。
彼はドアのベルをひっそりと鳴らして店内に入っていきます。
私もその後をついて入っていくと、中は甘い匂いで満たされていました。
私はチョコレートサンドを籠の中に入れてジェントルマンの様子を伺っていましたら、両手で抱えきれない大きさのホールケーキを二つ指差してこれを下さいと言っていました。
私のイメージの中でジェントルマンというのは皆パティシエお家の中に召し抱えていて、好きなものを好きなだけ作らせるという貧相なイメージしかありませんでしたので、箱詰めされた1ホールケーキを二つ抱えて帰っていく様がとてもエモーショナルだなと思いました。
自分一人がそれをゆっくりと食べるために買っているというのもいいし、家族の誕生日のためにそれを手に抱えて玄関を入って行って家族に行って迎えられると言うそういうようなシチュエーションもいいなと空想せずにはいられませんでした。
私はそれからクッキーを10枚程度かごに入れて、さらにはマカロンを5個一つのセットになっているものを購入し家路に着きました。
家に帰ると母が迎えてくれました。
母は私が手に抱えていたお菓子の箱を目ざとく見つけると、「お茶を入れるわね。ほうじ茶以外があったかしら?」と言って台所の方に急いで行きました。
私は買ってきたお菓子をテーブルの上に置くと、あのジェントルマンもこういう風に家族とあのホールケーキを一緒に食べていたらいいなと思いながら、母と一緒に母が入れてくれたアールグレイティーを飲みつつもチョコレートサンドを胃に納めました。

2021年3月24日水曜日

日本語も英語も上手な彼女

皆さんこんばんは日橋喩喜です。

大学という場所は色々な地域や地方の方から集まってくるので、方言の見本市のようになっていますよね。東京の方ならいざ知らず、標準語を喋る人の方が物珍しい目で見られることが多く、講義で集まった時とかも無言で喋らない人も結構いますね。(ただ寡黙な人なだけかもしれませんが) 彼女らの話を聞くと、日本円をいくらか払うから、標準語で喋ってほしいと言っていますが、彼女は英語を専攻していて、いつも英語を喋っているようです。 私も多分に漏れず、9年間英語を習っていたのに一向に喋ることができなかった側の人間ですので、できれば私としても日本円をいくらか払うから、彼女に標準語で喋ってほしいと思いました。 言いました。すると彼女は財布から1000円を出して私に渡してきたので、私も財布から1000円を出して彼女に渡しました。なんだか、ただの交換になっていたのが変におかしくて、つい笑ってしまいました。彼女も微笑んでいました。 「じゃああなたは標準語で喋ってね」 その言葉を聞いてハッとしました。彼女は元から標準語を喋れるんだった。私だけが標準語を喋るために努力をするのは不公平じゃない? 私は自分の財布から1000円返すと、彼女の財布から1000円出して私に返しました。 ずるい!!一枚上手じゃない!!

2021年3月23日火曜日

イラ立ちの当たり屋

 皆さんこんばんは!日橋喩喜です。

夜のうちに雨が降ったのか、いつも通る道路わきに水たまりができていて、その近くを通る車は速度を落として通っています。

できれば横を通りたくないのですが、母が注文した牛肉を肉屋さんへ取りに行くには、そこを通らなければなりません。

車が通らないタイミングを見計らって歩幅を調節していたのですが、私を抜き去って妙齢の女性が通った瞬間にスピードを落とさない軽自動車が。

みごと、彼女のスカートが濡れ、ショックで一瞬たたずんでいましたが、車の姿が見えなくなってしまうと、どこにイラ立ちをぶつければ良いのか分からなくなったらしく、私に「おい!」と言って、イラ立ちの当たり屋をして行ってしまいました。母が注文したお肉は、ビーフシチューになりました。おいしかったのですが、脳は昼のことをいつまでもリフレインしていました。

いつまでもいつまでも。

2021年3月22日月曜日

交差点のファッションリーダー


皆さんこんばんは!日橋喩喜です。
朝からぼんやりとスクランブル交差点のライブ映像を眺めながら、パジャマから肌着がはみ出すのも気に留めず、ふかぶかとソファーに沈んで何もせずにいました。

交差点の映像を見るのは案外刺激的で、誰もが同じような格好をして歩いているという事実は自分の私服のダサさを無言で肯定してくれているような気になりますし、時々ファッションリーダーがカメラ前を通り過ぎると、「トカイという場所はこれを受け入れられるんだ……」とドキドキしてしまいます。

そうして、ハロウィンの映像に変えて、人の多さを受け止められる交差点に敬意を払いたくなるのです。

ファッションリーダーにも、スクランブル交差点で乱心もできない私は、せめて家の中だけでも悪ふざけしようと思いましたが、母に怒られたので止めました。



2021年2月17日水曜日

魚釣り(磁石)

皆さんこんばんは!日橋喩喜です。

今日は父の押し入れにあった、魚釣りゲームで遊んでいました。

暖房を暑いくらいに設定して、手がかじかまないようにします。

電池を変えて、スイッチを入れて、ジジジジという懐かしいギアの回る音(多分)を堪能します。

釣り竿の先には磁石がついており、回転する魚の口の端にも磁石がついているため、引き合って吊り上げられるという寸法です。

私は今、濁流の淀みに向かって立っています。そこには恐ろしい顔をした、大きな魚が一体となって渦を作り、釣り竿の先の餌を、いや、あわよくば餌がつながる糸の先についている私を引いて飲み込まんとしているのです。

波の音は最早せず、魚のうろこがこすれ合ってジジジジという音が鳴り響いています。

意を決して糸を垂らすと、奪い合うかのように次々に魚が交代しては餌に食らいつこうとしています。やる気満々なようです。

私はその緊張感から出る額の汗を拭いて、しっかりと両手で竿を握ります。

育ち盛りの魚たちは、生存本能がむき出しでです。

暴れまわって飛んだしずくが、私のところまで飛んできています。

一瞬、額がさあっと涼しくなったとき、一匹の魚が餌に食らいつきました。

そこからの決着はあっと言う間でした。

魚よりも体幹が強い私は釣り竿をぐっと引き上げ、右左に振る間もなく魚を地上に引き上げます。

よし!やったー!と喜んでいると、部屋のドアを細く開けた母が言いました。

「ごはんよ。あと、暖房きかせすぎ」

魚との勝負は私の一勝で終わりました。

敗北した魚はまだジジジジという音を立てて、恨めしそうにこちらを見ています。

颯爽と食卓へ行くと、今夜はサバの味噌煮でした。

ああ、私が釣ったあの魚はサバだったんだな。

そう考えながら、あの戦いのことを思い出していました。



210216の紙ブログ

 


2021年2月2日火曜日

シリアルなキラー

皆さんこんばんは!日橋喩喜です。

今日は節分!

母は今年も般若の面をかぶって、迫ってきたので、物理的に対抗することにしました。

般若面釘バット対シリアルインポスター、勝敗はいかに……!


正解は父に二人とも外に出される、でした。

皆様の厄も引き連れて山の中に埋めてきます。

それではさようなら。

2021年1月20日水曜日

少年野球少女

皆さんこんばんは!日橋喩喜です。

川岸の名前が分からないお花も大輪を咲かせ終わり、生を全うできたことをきんきんに喜んでいるように見えます。

新年
は気づかないうちに私の背後に回り、不意なバックアタックを仕掛けたようで、驚いてしまいました。まだ心の準備ができていないというのに。

部屋の中の鬱屈さに飽き飽きして川沿いを散歩していると、小学校のグラウンドの金網越しに、金切り声が聞こえてきました。見るとどうやら、少年野球団の練習のようです。

少年に混じって短髪の少女が、一生懸命にライトを守っていました。

少年野球監督界の重鎮の雰囲気を醸し出したおじいちゃんが、激を飛ばします。

どうやら、守備練習でエラーを乱発しているようです。

大の大人が高く打った球をフライとして取ろうとしているのですが、グローブに一旦入ってはまろびだしてしまうというのを繰り返しているようです。

私は見かねて少女に近寄り、彼女からグローブを借りて華麗に守備をしている姿を示して見せ、「こうやるんだよ。」と言って彼女にグローブを返す。

そんな空想をしました。野球経験ないのに。

目元を拭ったその女の子は、袖でそっと目元を拭って、きっとボールをにらみました。

周りの男の子たちは、飽きたようにだらしない声を上げています。

そして、とうとうつかみました!私が見始めて7球目のことです。

その少女ははっとしてそのボールを見て、すぐにバッターへボールを返しましたが、少しだけホッとしたあとにすぐに引き締めた表情をしたあどけない横顔が、とてもカッコいいと思いました。

そうして、それを見届けた私は、オンライン授業ですっかりなまってしまった体を引きずり、お家に帰ってアイスを食べました。mouです。おいしかったです。

2021年1月4日月曜日

新年あけましておめでとうございます!

皆様、新年明けましておめでとうございます!

昨年度は大変なことばかりで、きつい時期もありましたが、

今年は落ち着いて活動していけるように頑張りますので、

どうぞ、本年もよろしくお願いいたします!