今日バスに向かって行ったのは、 鍵展です。
古今東西色々な鍵を展示している鍵展にどうしても行ってみたかったのです。
鍵の魅力はなんといっても、 大事なものを閉じ込める錠と、それを開ける鍵。
二つが協力して初めて意味をなすものだというところが鍵の魅力だと思います。
美術館の中は混雑しておらず、暇を持て余した50代のおばあちゃんと暇を持て余した10代後半の芸術家志望のような男性二人でした。
とても興味深かったのは、隕石を封印するために使われていた、500 kg ある南京錠です。
もちろんそれを開けるための鍵もとても大きかったのですが。
ガイドさんの話によると、どうやら鍵は103 kgあるそうです。
私の鈍った腕では全然持ち上がらず、どうやって使うのかというのを聞くと、大の大人3人が鍛え上げた腕でようやく持ち上げて使うというものだそうです。
そうまでして封印されていた隕石というのがかえって興味を沸かせますよね。
それから見たかったのは、アンティークな彫刻の施されている綺麗な鍵です。
もう何年も前になりますが、キングダムハーツというゲームを遊んだ時に、主人公の持っていたキーブレードという武器になる鍵の格好良さが私をここまで足を運ばせたと言っても過言ではありません。
見て下さいこの鍵の装飾。
南米アフリカの方にある離れ小島の洞窟の奥にたどり着いた時に、壁にある鍵穴に差し込むことによって、この世の全てを知ることができるようなそういうお宝を手にすることができそうな、そういう感じの装飾ですね。
1400種類ぐらいの鍵を一つ一つ見た後にようやく満足した私は、特に何かを封じたいわけではないんですけれども、側面に鍵穴があるシンプルな鍵を一つ買って家へと帰りました。
お母さんのへそくりとかを見つけた時には、この鍵を使ってみようかなといたずら心が沸き立つのでした。