祖父のレア姿を見逃す
先日、母方の祖母から、ラインでリークがありました。
どうやら、祖父が猫に迎合しているようです。
文面では、祖母の悔しそうな気持ちが見て取れました。
祖父は手軽に飼えない動物のグッズを集めるのが好きで、時々、ヒョウのキーホルダーとかを買ってきます。コレクションの中でもふくろうの爪ようじ入れが最近のお気に入りのようで、食後に爪ようじで歯を手入れする回数が増えているそうです。
一方で、ペットとして飼われる動物とは距離を置いており、今まで一度も動物を飼ったことがないそうです。
祖父いわく、「負けた気になりたくない。」「つり合いがとれない。」とのことです。
そういう風に少し気難しいところがあるのですが、最近、家の前で猫が寝転んでいるのを粗父がよく見つめている様子をよく見るようになったと祖母が言うのです。
おとといの夕方。庭で洗濯物を干していると玄関先に祖父の姿が。ああ、しばらくまた猫を見つめているんだろうなと思って靴下を干してもう一度、祖父を見るとそこにいないのです。そして、低い声で、「にゃー」という人の声が。
また、姿を現す祖父。
どうやらしゃがんだため、物かげに隠れていたようです。
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祖父と猫 |
もしや、しゃがみ、(撫で?)、しゃべりかけたのでは?と思い、祖父に問いつめても、「そんな訳ないだろう」の一点張り。スマホで証拠を撮っておけば良かったと後悔していました。
それだけ気になっていても、おそらくこれからも飼いはしないだろうと思います。
祖母には、「俺が死んで、残していったら可哀想」と、しきりに言っているそうですから。
ネコ画像とそんな祖父母が好きな日橋喩喜でした。